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白血病とは

白血病というとどうしても不治の病というイメージが根強くあります。

確かに白血病は治りにくい病気で昔は、急性白血病が発症すると100%亡くなっていました。

しかし、近年の治療法の進歩には目覚しいものがあり、不治の病と言われてきた急性白血病でも80%近くの人が1回はよくなり、約30%の人が治って生きながらえることができるようになったのです。

白血病は、再生不良性貧血と同様に造血幹細胞の異常で起こる病気です。

両者の違いは、再生不良性貧血が造血幹細胞の著しい減少によって、造血幹細胞からできる血球がどんどん減っていくのに対して、白血病は造血幹細胞の異常のために血球へ分化ができず、造血幹細胞に似た白血病細胞が際限なく増え続けていく点にあります。

通常、白血球などの血球や臓器の細胞というものは一定の数に保たれていて、ある一定の分裂増殖を続けると、ある時点で増殖を止めます。

その停止時期や分裂の回数は、各細胞内のDNAがもたらす遺伝情報で決められていて、必要以上に作られないようにコントロールされているのです。

万が一、体内の細胞がこのコントロールから逸脱し、自分勝手に増え続けてきたとしたら、どうなることでしょう。胃腸や肺といった臓器は本来持っていた姿や機能を維持することができずに、秩序ある生命の営みを続けることができなくなります。

ところが現実には、このコントロールをものともせず、際限なく増殖していく暴走細胞が突然のように現れてくるのです。それが誰もが恐れるがん細胞です。