髪に良い栄養は何？

髪の毛を生やすには、髪の毛の主成分となるタンパク質の摂取が欠かせません。
しかしタンパク質をたくさん食べたからといって、髪の毛が生えてくるというわ
けでもありません。タンパク質は体内でアミノ酸に分解されますが、アミノ酸が
エネルギーとして使われるにはビタミンB6が必要となります。ビタミンB6は体
の組織や肌の粘膜をつくるうえで欠かせない栄養素なので不足すると肌荒れ、白
髪、虫歯などの原因となります。ビタミンB6は、かつお、まぐろ、さんま、牛レ
バー、にんにくなどの食品に多く含まれています。発毛の効果を高めるビタミン
B。日々の食事に上手に取り入れましょう。
加齢とともに体のさまざまな機能は
低下します。食べ物をとっても、その栄養分をしっかり消化・吸収したり体の隅
々にまで届けることができなくなるのです。その結果、毛髪がやせ衰えたり、抜
けやすくなるといった髪のトラブルも増えていきます。ピーナッツは栄養分の消
化や吸収を担う脾臓を健やかにする働きに加え、肺の働きを助けて栄養分が体の
隅々に行く渡るようにしてくれる食材です。若返りのビタミンといわれるビタミ
ンEも豊富に含んでいます。さらにピーナッツの薄皮には血を養う働きがあるた
め種実の作用と相乗して髪の若返りに効果を発揮します。なお、最新の研究でピ
ーナッツの薄皮には長寿遺伝子を活性化させる「レスベラトロール」という成分
が含まれていることがわかっています。薄皮つきピーナッツ茶は、薄皮をつけた
ままのピーナッツをすって、お湯や温めた牛乳、豆乳などで溶かせばできあがり
です。韓国では、古くから伝わる健康茶として親しまれています。濃いめの味が
好きならば、ピーナッツの分量を増やしてもよいでしょう。ピーナッツはなるべ
くすりたてを使いましょう。香ばしさが引き立ち、さらにおいしくいただけます。