育毛剤の基礎知識

育毛剤、発毛剤は、薬剤師が常駐する薬局などで薬剤師が
手渡しし、商品内容や使用法について文書で胸中者に説明
する義務がある第一類医薬品は、壮年性脱毛症の発毛・育
毛および脱毛の進行予防薬の「リアップ」です。
第二類医薬品は「カロヤンアポジカΣプラス」、「ハツモー
ルヘアーグロアＳ」など。安全性に多少の注意をする第三
類医薬品は「ＮＦカロヤンガッシュ」というようになって
います。
医薬品の中で通信販売が認められているのは今のところ第
三類医薬品のみとなっています。医薬品として認可される
までには、効果を立証する試験や安全性などに対する治療
がメーカーに課せられ長期間を要します。
日本は海外に比べると医薬品の認可に対しては慎重である
ことから、海外で医薬品として認可されているものでも国
内では医薬品として認可されていないものもたくさんあり
ます。
男性型脱毛症に対するオーソドックスな育毛剤としては
「毛細血管の拡張と血行促進」「皮脂除去、皮脂腺の活動
抑制」「毛母、毛乳頭など毛根部の細胞活性化」「その他
新陳代謝の活性化、保湿、フケ止め、栄養補給など」を狙
ったものや「抗男性ホルモン効果」を取り入れたものなど
で対症療法的なものがほとんどでした。
毛の培養や遺伝子解析ができるようになってからは、毛髪
そのものをつくり出したり、組織、器官の再生なども研究
の対象になりました。また脱毛・発毛のプロセスにおける
各ステージの育毛を促す増殖因子や阻害因子の研究や幹細
胞の研究なども進んで本来は毛がないところにも毛を生や
すことができるようにする研究なども進められています。
脱毛、発毛のプロセスにおけるヘアサイクルの成長期、退
行期、休止期の各ステージにおいて何がどの時期に働くか
の研究をもとに育毛剤、発毛剤が開発されています。